名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「片思い、というものは、お好きではないですか、アディルさま」


タイトル:ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスと大いなる賭け(小説:コバルト文庫)
作者  :あおきゆうこ:青木祐子
絵師  :あき
デザイン:?
編集  :?
キャラ :クリス (202 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

恋が叶うというドレスを仕立てるクリス、そのドレスを巡るいろいろな令嬢と、そして彼女自身の恋を描いた物語です。

それでは台詞解説。
アディルというのは、貴族の令嬢で見目麗しく家柄もよく、結婚相手をこちらが選ぶ立場にあるために、アディルは「片思いなど意味のないこと」だと認識しています。
……なんですが、さてこの後の展開でこの台詞が大きな意味を持ってくるわけです。
しかも実はこの台詞はクリス自身にもあてはまる言葉。存外に深い一言。