名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

にこは神様に○○される?

タイトル:にこは神様に○○される?(小説:ガガガ文庫)
作者  :あらかわたくみ:荒川工
絵師  :ことみようじ
デザイン:?
編集  :?

テキスト…というよりは会話かな? 会話部分が楽しいですええ。
母はなく、父はずっと昔に失踪し以降家を切り盛りする少女・にこ。彼女が父親の部屋を整理しようとしたところ、指輪を発見しついはめてしまったことから物語は始まります。
自称神と名乗る謎の金髪少女が降臨。
その「神様」は、にこと「契る」と言い出して……。
たぶんそうなんだろうなーと思いつつ、予備知識なしで読み終わってから確認したらやっぱり作者はエロゲライターな人でした。

軽快さを装いつつも、主人公の少女は過去の出来事に心の整理がついてなくて、ちょっとシリアス展開もあるけどでも最終的にはめでたしめでたし。
物語的にはこれといって特筆する部分はないですが、ちょっと百合妄想のはいる少女の絆とか、クラスメイトの友情とかがきっちり詰められています。
やっぱり安心してストーリーを追うことが出来るって大事ですよね。
今月のガガガ文庫新刊は、どれも安心して読めました(笑)


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