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沙の園に唄って

タイトル:沙の園に唄って(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :てしまふみのり:手島史詞
絵師  :井戸端海二
デザイン:?
編集  :?

第19回ファンタジア長編小説大賞<佳作>受賞作。
なかなかいい感じのファンタジー。
三年前に故郷の村が丸ごと消失して砂漠と化した事件での唯一の生き残りで、事件当時の記憶や居場所、知り合いを一切がっさいなくしてしまった、魔法使いの少女。
「森の魔女」と呼ばれ、怖れられている彼女が、ある日行き倒れ(ただの空腹です本当にありがとうございました)たところを助けて貰ったところから、運命の輪が回り始める……。
新人らしく荒削りな部分もありますが、気持ちよく読了できる作品でした。

ファンタジーな部分、魔法の設定などに関しては非常に楽しめたので、後はラヴな方面が強化されたら言うことないですね。
あと、あと一歩踏み込んだ描写があれば! くうーみたいな?
とは言うものの、倒れた原因が空腹とも言えず必死に取り繕おうとしている場面などはとてもかわいいですええ(笑)
次の作品もぜひ読みたいですねー。


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from ただ、それじゃ終われないでしょ! on 火曜, 2007/10/02 - 21:30

「あ、そうだ。私、あなたの名前聞いたことがなかったわ。教えてくれないかしら?」 「は?わたくしの名前ですか?」 「言いたくなかったら、聞かないわ」 「いや、ぜひ聞いてくだ...