名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

銀月のソルトレージュ 3

タイトル:銀月のソルトレージュ 3(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :かれのあきら:枯野瑛
絵師  :得能正太郎
デザイン:?
編集  :?

200年前に世界を揺るがせ、今は伝説となったとある王国の姉姫と妹姫が鍵となっている、ファンタジー。
ちょっとこの巻は、物語が別方向に動きつつある上に、一方の主役が不在なので幕間みたいな印象が強かったですね。
よって注目すべきは、ジネットとアリスという本来恋敵にばるべき二人の邂逅でしょうか。
ちょっとこの巻単体だと、なにがどうとは言いにくい感じです。
次の巻では、大きく物語が動くんじゃないかな?


この作品の名台詞

「……私には、既に、故郷などないぞ」
「だから、ですよ。故郷がないなら、なおさらです。
そう言う人には、帰ってくる場所がいるんです。いつか帰るって決めた場所を、どこでもいいから一ヶ所、持ってないといけないんですよ」
「この街に、心を置いていけというのか?」
「逆ですよ。心に、この街を、持っていってください。
いつかどこかでさびしい想いをした時には、ここのことを思い出してください。きっともっとさびしい気持ちになれること請け合いです。いつか絶対にかえってやるって気分に慣れれば、それだけでも意味があることだと思います」

→解説


シリーズ一覧


作品一覧


トラックバック

http://maijar.jp/?q=trackback/1801