名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「……おまえ、変わったよな、やっぱ」
「そう見える?」
「……ひとりだけ、なんか大人になりやがって」
「あたしはね、前から大人なのよ。でもまあ、変わったところもあるかもね。……少し、考えたの。考えて、変わりたい――変えたい、って思ったところもあるのよ。……自分の、いろんな部分を」
「……俺も、変わりてえよ。どうすりゃいい? 川嶋は、どう思う?」
「甘えんじゃないよ。自分で考えな。
あたしはね、たとえば手乗りタイガーみたいに、べったり高須くんと一体になったりしない。実乃梨ちゃんみたいに、高須くんにとっても『輝ける太陽』にもならない。あたしは、川嶋亜美は、高須くんと同じ地平の、同じ道の上の、少し先を歩いていくよ」


タイトル:とらドラ 5!(小説:電撃文庫)
作者  :たけみやゆゆこ:竹宮ゆゆこ
絵師  :ヤス
デザイン:?
編集  :?
キャラ :高須竜児&川嶋亜美 (173 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

さて、当人はただいま夏コミ遠征中につき、自動更新されてます。
作品解説は省略。

台詞解説。
最初はただのわがまま女という印象しかなかった亜美ですが、だんだん印象が変わりつつあります。
これはより本人の地が出てきたのか、それとも周囲によって彼女自身が変わりつつあるのか?