名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「ボク、死ぬの怖くないの。だって機械の体なんて、神様がくれたおまけだし。それに、ボクが知ってるこの世界って、多分、ボクの頭の中にあるものだから。ボクが消えたら、乙ちゃんも消えちゃうと思う」
「勝手に消すな。
お前が死んだって、オレ生きてるし」
「でも、ボクが知ってる乙ちゃんは消えちゃうよ? ボクが見てる乙ちゃんは、他の人が見てる乙ちゃんじゃなくて、いっぱいある色んな乙ちゃんの一つだから。誰かが死ぬと、その人が知ってる他の人も消えてなくなっちゃうの。もし世界中のみんながいっぺんに死んだら、きっとみんなが知ってる太陽も月も地球も、きっと消えちゃうよ」
「別に、怖くねーんだったら、消えるとか関係ないんじゃね?」
「独りぼっちが怖い。
鳳や乙ちゃんが死んだら、二人が知ってるボクは消えちゃう。それって大事なボクで、一緒に色んなボクが消えて、ボク独りになるの。それで何が好きとか、何が嬉しいとか分からなくなるの。前は、そんなの怖くなくて好きとか嬉しいとか別に大事じゃなかったけど、鳳と乙ちゃんがいて、独りぼっちになるのが怖くなったの。変なの。自分が死ぬのが怖くないの。鳳や乙ちゃんが死ぬ方が怖いの」


タイトル:スプライトシュピーゲル 2(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :うぶかたとう:冲方丁
絵師  :灰村キヨタカ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :雛(ひびな)&乙(つばめ) (99 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

開設してる時間がないので、台詞だけでご勘弁ください(汗

今同人誌用の用語集を延々と作業中。……あと1巻ちょっとか……ああもう出勤時間迫ってきたなあ……うたた寝以外した覚えがないなあ。何時間寝たっけ>だいぶやばいテンションのご様子