名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「私を高貴と知るのであれば、自身を低俗とも知りなさい。殴られるたびに己の無能を呪いなさい。それでも殴られるということは、求められているのだと知りなさい。期待されなければ、ただ殺されるだけの者だと知りなさい。なればひれ伏し、畏れ、敬いなさい。あなたたちには従属の義務だけがある。理不尽を理不尽と思う権利すら与えられない」


タイトル:戦闘城塞マスラヲ Vol.2 神々の分水嶺(小説:スニーカー文庫)
作者  :はやしともあき:林トモアキ
絵師  :上田夢人
デザイン:?
編集  :?
キャラ :エルシア (263 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

マスラヲは大風呂敷で送るなんでもありなアクション。
聖魔杯優勝をかけて参加者が戦います。いい意味でカオスです。コメディも満載。

それでは台詞解説いってみましょう。
普段から非常に高飛車な言動が目立つ……んですが、あまりにも自然体過ぎて誰もそれを疑問に思わないというエルシア。そのエルシアの態度が決してはったりではなく、血統からしてレベルの違う魔族なのだ、ということを下等種に「言い聞かせて」いる場面です。
いやー、このシーンは全部引用したかったくらいですが、あまりにも長くなっちゃうために代表的な部分だけ抜いてみました。雑種と純血の違いは大きかった。