名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「やだぁ、苺大福の箱が落っこっってきて初恋の人が死んじゃったーーーー。やだぁ、やだぁ、ヘンな味ーーーー。お豆腐のお味噌汁に、あんこを浮かべたみたいーーー。ぐすっ、ひっく、マズイよーーー」


タイトル:“文学少女”と死にたがりの道化(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:たかはし:高橋秀宜
編集  :荒川友希子
キャラ :天野遠子 (21 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

”文学少女”と死にたがりの道化先日紹介済み。かなり気に入ってます。こういうシリアスさと変さが同居してるような感覚がどうにもたまりません。だって太宰治の「人間失格」が重要な鍵なんですよ? それと、物語を食べちゃう文学少女がセットになってるなんて……素晴らしい(笑)。

それでは本日の台詞解説。
文字通り文学少女の先輩が物語を食している際の1シーン。食べてる物語の内容がおかしいので味も変だという理屈です(笑)。