名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「どうして? 停学食らってまですること?」
「今でなければ、やって意味のないことが有るんだ」


タイトル:連射王 (下)(小説:メディアワークス)
作者  :かわかみみのる:川上稔
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?
キャラ :岩田蓮&高村昴 (150 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

シューティングゲームに「本気」になり、ワンコインクリア、そしてさらにその先を目指す話。
ゲームに本気になるという、ある種無駄かもしれない行為をひたすら突き詰めていった物語で、たとえシューティングゲームのことがわからなくてもゲーム好き、あるいは他人からみると無駄としか思えない行為に熱中できる感覚の分かる人ならかなり高い確率でこの作品は心に響くと思います。
なによりシューティングゲームのプレイを題材にした小説なんて、今後二度と世に出ることはないんじゃないかという意味でも貴重な作品ですね。

それでは台詞解説。
この台詞の対象になっているのは当然ですが、とあるアーケードゲームのこと。そうまでしても、ゲームを遊ぶことに意味はある、と言い切っているわけです。この感覚は、作品を読んでないとなかなかわかりにくいかなあ……。