名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

あの日、やわらかな肉が押しつぶされ、甘いような酸っぱいような香りのする赤い血が、黒いアスファルトの上に広がってゆくのを、空っぽの心で眺めていました。
自分は、人間を、殺しました。
神様も、もう自分を助けてはくださらないでしょう。


タイトル:“文学少女”と死にたがりの道化(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:たかはし:高橋秀宜
編集  :荒川友希子
キャラ :荒川友希子 (214 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

”文学少女”と死にたがりの道化は、昨日紹介済み。

それでは本日の台詞解説。
前日紹介したように、なんとも変な設定とこういうシリアスでどきっとするような描写が同居しているのが本作の味になってます。