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クジラのソラ 2

タイトル:クジラのソラ 2(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :せおつかさ:瀬尾つかさ
絵師  :菊池政治
デザイン:?
編集  :?

最近苦戦している中での期待のSF、そしてスポ根要素を持つ作品としてイチオシしてる作品。
圧倒的な戦力を持つ宇宙人に侵略され、あまりの戦力差から一戦もすることなく降伏を選んだ地球。その宇宙人からの条件で、全世界は毎年とある戦略ゲームを展開することになる。
国家の威信と実利を翔けて争われるこのゲームに魅せられた、あるいは関わることになったプレイヤーとデザイナー達のお話です。
戦闘が実にスポ根なのですええ。既存のSFに比べると、あまり蘊蓄の羅列とかがないためにとっときやすい印象があります。SFということは意識せず読んでもらいたいですね。

2巻では、ちょっと状況が動いてきて単純なゲームではなくなってきました。ていうかこの先どういう方向に物語が転がるんだか、イマイチ予想がつきませんがどうなっちゃうんでしょう。それにしても、これだけおいしい状況になったら普通はものとしての道を歩みそうなものですが、聖一の恋愛関係は全く成立する気配がなさそうなのはどうしたもんでしょう。むしろ各種の妄想百合心の方が遙かに刺激されます。というわけで(あくまで妄想領域なので、百合は苦手な人でも問題ありません)百合スキーな方にもお楽しみいただけます。


この作品の名台詞

「アウターシンガーは、生贄なんだね」
「だけど、それだけじゃない」
「わたしたちは、それだけじゃないよ」

→解説


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